攻めのIT経営 03.サーバ・デスクトップPC 仮想化技術

2つの重要な要素に見え隠れする事業継続の危うさ。

かつて当社の基幹システムやファイルサーバなどの情報システムは、用途ごとの物理サーバで稼働していました。当然、故障などによりサーバがダウンした場合は、復旧まで業務の大半が滞るリスクが。さらに、稼働するサーバはもちろん、バックアップ用のサーバも含めて設置場所が本社に一極集中していたため、火災や地震など万一の災害時には、全てのデータが消失する可能性もありました。

また、パソコンの故障時にも業務停滞のリスクが。メーカーが修理に来るまでの間、そのパソコンを使用する社員は全く作業ができません。修理が長引く場合、代替機を用意していましたが、その手配に2日要していました。営業所など本社からの輸送を要する場所のケースでは、更に長時間のロスが生じます。サーバとパソコン。業務上なくてはならない基本要素であるこの2つが稼働しなくなるということ。そこには、事業の継続性を左右する重大な危険をはらんでいるのです。


脆かったハードウェア構成を見直し。仮想化・冗長化でリスク低減を実現。

本社に、仮想化ソフト「VMware」を搭載した物理サーバを2台、仮想化ソフト「Hyper-V」を搭載した物理サーバを2台用意してそれぞれで冗長構成を組み、その上で仮想化させた14台の情報システム用仮想サーバを稼働。 これにより、仮に物理サーバ1台に故障が生じても、もう一方の物理サーバで仮想サーバが稼働するため、情報システムが停止してしまう事がほとんど無く、業務が停止するリスクが大幅に低減しました。

また、停止すると業務に多大な影響を及ぼす可能性のある仮想サーバは、Hyper-Vレプリカ機能を使用して別拠点の物理サーバ上にコピーされており、数分おきに同期が取られています。万が一本社機能が停止した際に即座に別拠点の仮想サーバを稼働させることで、業務停止時間を短縮することができます。

仮想化技術は社員が使用するパソコンにも採用。CADを除く全てのデスクトップパソコンを仮想化し、サーバ上で稼働している個々のパソコン環境に、接続用のパソコンからアクセスする仕組みに変更。業務で使用しているパソコン環境はサーバ上で動作しているため、仮に手元の接続用パソコンが故障しても作業中のデータに影響がなく、その後の業務に支障をきたすことはありません。また、稼働させているサーバも冗長構成を組んでいるため、サーバ故障によりパソコン環境が停止するリスクは極めて低く、故障による業務停止を恐れる必要が無くなりました。

接続用パソコンは、サーバ上のパソコン環境に接続するだけなのでハイスペックである必要もなく、購入時のコストも削減できます。故障による代替機手配のハードルも低くなりました。

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